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2006年10月31日 (火)

街づくりと商店街

続いて商店街に関すること。本当に商店街って組織は難しい。現在はGMSと言われるイオンやヨーカドーのようなスーパーマーケットを核にした大型商業施設が消費者に高い利便性、豊富な品揃え、安くて鮮度の良い商品を提供しており、10年前における最寄品の供給市場から大きく変化している。何を隠そう、我が家もイオンの大ファンであり、毎週末の買い物は99%イオンである。今年の法律改正により、来年度以降の大型商業施設の新規出店には待ったがかかった状態であるが、消費者にとって最も利便性の高い状況から後退することは無いと思う。このような状況下において、個店が思い思いの価格やサービス、営業時間で営業し、コンセプトもバラバラな商店街という商業集積に本当に明日があるのだろうか?

今回、診断した商店街は都内にあり、少なくとも埼玉とは大きく環境が異なる。埼玉県を含む郊外は自動車による移動を前提とした商業施設が圧倒的に有利であるが、都内は駅近くで徒歩または自転車の利用を前提とした最寄品小売はまだまだ可能性が残っている(そういう意味では、買い物環境としては埼玉や千葉県民の方が都民より恵まれているかも)。

現在の商店街の店舗は、反映した時代の店主が高齢となり、息子の代に家督を譲ることを検討するような状況に有るところも多い。勿論、個性的な古着やファッション店舗、美容室、アクセサリー販売、マッサージ店では、若年層がテナント出店するケースもある。そういった世代交代をどうするのか、といったことが商店街を構成する個店にとっては大きなテーマであることは間違いない。しかし、商店街の店舗は、商品が売れなくても土地の高騰で生活自体は非常に豊かである人たちも多く、今さら商売なんかに熱心になってどうするの?という店主、後継者が多い。だから、移りゆく消費者の志向や進化する世の中のサービスの流れについていけない。そして、そういった店舗の集合体である商店街組織も世の中から取り残されてしまう。そして、商売をやめていく店舗が増え、空き店舗が目立つ淋しい街になっていく。この流れは全国どこでもそうだろう。

しかし、商店街の退廃=街の活気喪失(中心市街地のドーナッツ現象)みたいな構図はあまりにも淋しすぎる。現在の居住地近くの大宮や浦和にはなんとか頑張っていただきたい。昨日、大宮に行き、駅前の大栄商店街の個店(ロフトの隣)にポスターが張ってあった。

「さいたま市は、氷川神社から伸びる2KMの参道を”風の道”と命名しました」。素晴らしいと思う。個人的には市民図書館手前から神社入り口までの1KM弱の参道の砂利道は本当に美しく、凛とした道だと思う。夕方、両脇の灯篭に照らされた静かな道は、全国に誇れるくらいの景観だと思う。何とか頑張って欲しい。街の活気維持に一番必要だと思うことは、まず、街のコンセプトを定めること(そういった意味では、大宮はこれからがスタートだろう)。そして、街のコンセプトに基づいた景観の維持、景観やムードにあわせた協調ある商品やサービスの提供。そして、それらの街の雰囲気とサービスに惹かれて訪れる来街者の誘致。成功できる街は、横浜の元町や麻布十番だけではないはず。

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